全国の冥人(くろうど)のみなさんこんにちは!
ゴーストオブツシマの魅力にどっぷりハマっているちゅりすです!
いやぁー発売延期が発表されたときはこの世の終わりかと思いましたが(過言)、無事に発売されて安心しましたね!
しかも新規 IP にしては異例の売れ行きとのこと!
日本を題材にした作品が売れるのは嬉しいものですね。
今日はそんな PS4 新作ソフト『ゴーストオブツシマ』主人公である
『境井仁(サカイ・ジン)』の歴史上のモデルになった人物を考察したいと思います!
個人的な解釈や考察なのでツッコミ所が多いと思いますが、最後まで読んでもらえると嬉しいです!
それではレッツ考察!
『ゴーストオブツシマ』ってどんなゲーム?
いきなり本題の考察に入りたいところですが、おさらい的なものを少々!
あらすじ
文永(十三世紀後半)、モンゴル帝国(大元)は東方世界の征服をもくろみ、立ちふさがるすべての国を蹂躙していた。
©Sony Interactive Entertainment LLC.
東の果て、日本に侵攻すべく編成された元軍の大船団を率いるのは、冷酷にして狡猾な智将、コトゥン・ハーン。ハーンは、侵攻の足掛かりとして対馬に上陸する。
これを防ぐべく集結した対馬の武士団は、初めて見る元軍の兵略によって初戦で壊滅。島はたちまち侵略の炎に包まれる。
だが、かろうじて生き延びた一人の武士がいた。
境井 仁(さかい じん)。
仁は、境井家の最後の生き残りとして、たとえ侍の道に反した戦い方に手を染めることになっても対馬の民を守ろうと決意する。冥府から蘇った者「冥人(くろうど)」として、あらゆる手段を使って故郷を敵の手から取り戻すのだ。
はい、もうすでに面白そう。そそる。トレーラー最高。
日本史上でも珍しい異国との戦闘が行われたことで有名な元寇がモチーフになっていますね。
中学1年の歴史の授業で習った記憶がありますが、男子はみんな好きですよね、元寇。
中学に進学して初めて楽しい想いをするのがこの元寇の授業なのはきっと昔も今も変わらないでしょう!(そうであってほしい願望)
元寇といえば文永の役(文永十一年・1274年)と弘安の役(弘安4年・1281年) の二度に渡る元(げん、当時のモンゴル帝国)による襲撃を受けた事件を指します。今作の舞台が対馬なので、より対馬での被害が大きかったとされている文永の役を参考にしているのではないかとも推察します!
あらすじに文永の時代だよって記載がありました。
価格
通常版:定価販売価格 7,900円+税
デジタルデラックス版:定価販売価格 8,690円+税
■予約特典(2020年7月16日まで)
・『Ghost of Tsushima』デジタル ミニサウンドトラック
・Ghost of Tsushima「仁」ダイナミックテーマ
・Ghost of Tsushima「仁」アバター
発売日
2020/6/26 2020/7/17
『境井仁(サカイ・ジン)』は歴史上の人物?
ここからが本題です!
今作における主人公『境井仁(サカイ・ジン)』ですが、同一名の人物は歴史上には存在しません。
まぁこれは予想通りというか、意外でも何でもないですね!
そのため架空の人物であることは間違いありません。
でも似た名前の人物くらいはいるんじゃないか?
似たような出自や行動を行った人物がいるのでは?
ということでモデルになりそうな人物を考察していきましょう!
歴史書『八幡愚童訓』にヒントが?
『はちまんぐどうくん』(または『はちまんぐどうきん』)と読むそうです。
意外とそのままだけど言われなきゃスッとは読めないですね。笑
この八幡愚童訓は元寇当時の様子を記した貴重な古典・歴史書で、 特に対馬・壱岐入寇について記された史料は他にないとされています。
そして、この中には文永の役の際に対馬で戦った人物が記されています。
1274年10月5日 – 元軍、対馬佐須浦へ上陸。守護代・宗助国80余騎を率いて出陣。
http://www.catv296.ne.jp/~sensyo/genkou1.htm
1274年10月6日 – 宗助国、陣を構え元軍を迎え撃つが全滅し、小太郎・兵衛次郎太宰府へ行く。
息子・右馬次郎、養子・弥次郎、一族・右衛門三郎、越前五郎、甲斐六郎、
流罪中の肥前御家人・口井勝三、源三郎兄弟、肥後の援軍・田井藤次郎、斉藤資定などが宗助国と共に戦死した。
んー、こちらにも境井や仁といった名前の人物はいなさそうですね。
無理やりこじつけるなら口井さんや田井さんが同じ『井』という漢字が入ってるくらいでしょうか。(『井』だけかよ! というツッコミが聞こえるようです。笑)
ヒントらしいヒントは見当たらなかったので、違う角度からも考察してみましょう!
漫画『アンゴルモア元寇合戦記』に仁が登場?
こちらも元寇を題材に扱ったという意味では珍しい漫画です。
2018年には TV アニメ化もされています。
この漫画の主人公が画像の人物なんですが、なかなか不遇な境遇に立つ人物です。
元は鎌倉武士だったんですが、とある事情から罪人へと身分を落とし島流しに遭っちゃうんです。
対馬に到着した主人公は蒙古の軍勢が日本を侵略しようと大陸からやってくること、自分がその侵略者たちと戦うために送りこまれたことを知る…という、とても引き込まれる設定の人物です。
漫画もアニメも見ましたがとても面白いので、合わせてこちらもオススメです!
この主人公の名前は『 朽井迅三郎 』といいます。
おや、なんだか『 境井仁 』と名前の響きが似ていませんか?
この人物のネーミングに関して、インタビューで作者はこのように発言しています。
──「アンゴルモア」では主人公の存在を重視したというお話でしたが。朽井迅三郎という人物は、実在するんですか?
引用:コミックナタリー 作者たかぎ七彦インタビュー 一部抜粋
実在はしませんが、ただ文献を見ていたら、元寇の戦死者の中に「口井」という流人の名前を見つけて、これを主人公にしたら面白いんじゃないかとひらめき、字は変えて音だけいただきました。口井という人物のバックボーンはまったくわかりませんが。
上記の発言の中での『文献』とは『八幡愚童訓』を指しているものと思われ、その中に記されている口井勝三、源三郎兄弟をモデルにしたことが分かります。
この口井をもじって朽井、源三郎を迅三郎として『 朽井迅三郎 』というキャラクターが作り出されたそうです。
史実(とされている書物)を参考に作られた訳ですね!
漫画版もさることながら、特にアニメ版ラストシーンはゴーストオブツシマとかなり通ずるものがあるんではないかと感じました!
気になる方はぜひご自分の目で確認してみて下さい♪
ちなみに作品のタイトルにあるアンゴルモアはノストラダムスの予言に登場する『 恐怖の大王=アンゴルモア 』のことです。
当時の元の恐ろしさから東ヨーロッパでこう呼ばれていたそうですよ。
ズバリ推察するとコレ!
ここまでの登場人物として、
の3人がいます。
この3つの人物の名前を見比べていると見えてくるものがあります。
これらの共通点は、
ところどころ似た名称をしようしているという点です。
以上のことから、
八幡愚童訓の口井兄弟 → アンゴルモア元寇合戦記 → ゴーストオブツシマ
という流れで人物の参考にしていた可能性があります。
もしそうなら間接的ですが、歴史上の人物としてモデルの名前を挙げるならば
八幡愚童訓に記されている口井勝三、源三郎兄弟
がモデルであると推察できるのではないでしょうか!
また、冒頭でも述べたように元寇という2度の襲撃のうち、より対馬での被害が大きかった文永の役が舞台背景としてあるのではないかとも推察します!
推察というかあらすじに文永の時代だよ~ってモロに記載されてました。
これは恥ずかしい。が、書き直さない! なぜなら面白いから!!
ということで文永の役が歴史背景で間違いありません。
え? 無理やりすぎるって?
大丈夫、僕もそう思います。笑
まとめ
やはり無理やり感が否めませんが、そこまで大外れでもない気がしたりしなかったり…。笑
あくまでも個人的な考察ということで大目に見てもらえると嬉しいです…!
ゴーストオブツシマの開発はサッカーパンチプロダクションズというアメリカの会社が行っていますが、かなり日本の歴史を調べているように見受けられます。
その中で同じ元寇を題材にした作品( アンゴルモア元寇合戦記 )があるならば目を通していても何らおかしくないと思うんですよね。
元寇を題材にした作品自体が少ないっていうのもありますし。
最後に考察とは関係ないですが、個人的には元寇の当事国ではない第三国によって開発されているというのが非常にありがたいです。
もちろん日本が開発したゴーストオブツシマのような歴史を扱ったゲームもプレイしてみたいですが、そうするとどうしても自国美化や歴史改変をしているように感じる人も出てくると思うんです。
特に歴史背景を知らない海外のプレイヤーはそう感じても仕方ないですね。
それが原因で作品が正当な評価を受けられなくなるのは一プレイヤーとしても望むところではないですからね。
そういった意味で第三者である海外の会社が開発してくれた意味はかなり大きいと感じています。
ありがとうサカパン! フォーエヴァーサッカーパンチプロダクションズ !
絶賛発売中の PS4 期待の新作ゴーストオブツシマ!
もうクリアしてしまったあなたも、ぜひ人物や現時点で判明しているストーリーの考察等をしてみてはいかがでしょうか♪
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ちゅりすこんにちは、ちゅりすです!発売から売り上げも好調な『ゴーストオブツシマ』誉れの意味をこれでもかと深く考えさせられる作品となっておりますネ。今回はそんな【誉れゲー】である今作の攻略に役立つ小技や小ネタを紹[…]